任意売却の注意点は?
- 新着情報
- 2015/05/17
住宅ローンが払えず、延滞を繰り返すと競売になってしまいます。
競売不動産を入札しようとする方は室内を実際に内覧することは出来ません。
不安要素を考えて競売入札しますので一般的な市場価格より安値で落札される
ことが多くなります。
一方任意売却では仲介者を通じて債権者と債務者が相談し、お互いが納得できる
市場での価格設定をする事により通常の物件として売却をしますので、室内も内覧
することが可能なのです。その結果市場価格に近い金額、つまり競売より高い価格
で売却出来て残債務も減らすという長所があるのです。
また、競売物件として公開された場合は、インターネット等によりご近所の方に事情
を知られてしまうことが多いのですが、任意売却を選択すれば一般住宅の売却と同じ
扱いになるので、住宅ローンを滞納して売りに出しているということを近隣に知られず
抵当権を抹消する為の処理費や、税金滞納で差押えになっている場合、その費用は売買
代金の中から支払うことを、債権者が認めてくれるケースもあるという点も任意売却の
長所です。
注意点は、不動産の売却代金で住宅ローンを全額払いきる事が出来ない任意売却において
あなたのマイホームを売却しても、債務が残ってしまうということです。
「担保になっている不動産を処分したんだから、住宅ローンは無くなったんでしょ」
とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。任意売却を手掛けて
いる不動産会社によっては、「無い袖は振れないんだから放っておけばいいんですよ」と
説明されている業者様もいるようですが、決してそんな甘い話はございません。