【大阪府吹田市】不動産売却のご相談・お見積お待ちしております
- 新着情報
- 2020/07/04
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本日も「不動産のIT化」に関するコラムです↓
不動産業界のIT化には、以下の3つのことを考慮する必要があります。
● ITへの投資
「業務プロセスの効率化」や「迅速な業績把握、情報把握」をするために、中期的な経営課題として
IT投資を考える必要があります。「IT投資」と聞くと、大規模なシステム導入をイメージしますが、投
資の範囲はさまざまです。中規模な投資では、他社と差別化を図る意味で、自社でフロント業務の遂行や
経営情報を所有、開発して自社インフラを構築する会社もあります。
小規模であれば自社ホームページの作成や運用もIT投資の1つです。
独自のホームページは最低限の投資として考える必要があります。現在では不動産会社向けに専門のホー
ムページ作成会社が提供するサービス(月額制)があり、ホームページ作成・運用の従事者がいない企業
にとっては有り難いサービスです。経営課題、戦略等がある場合は、自社でホームページの管理や更新を
するのが望ましいかもしれません。
●IT人材の採用・育成
IT人材とは、ITを開発できる人材、ITを利活用できる人材のことをいいます。従来の不動産業界には、IT
人材の採用や専門の部署がなく、その採用や育成は、ハ一ドルが高いと考えられてきました。それは、具
体的にどんな理由からでしようか?
・スキル、能力がわからない
・生産性やパフォーマンスが見極められない
・短期的な結果を得られない
・人件費が高い
・マネージメントが難しい
また、営業職や事務職の人材をIT人材と兼任させることがよくありますが、覚えることが多いため、
うまく機能しない要因となっています IT人材の登用により期待できる効果は、以下が挙げられます。
・情報システムインフラの構築:情報活用、セキュリティ対策
・フロント業務の構築:顧客情報の管理、共有、営業チャネルの強化、顧客サービス強化
・バックオフィスの構築:業務プロセスの効率化、コンプライアンス、会計等
・経営情報の整備:収益管理、経営管理、プロジェクトの進捗
「BtoC」のサービスを確立し、上記のような効果を上げるためには、IT人材の採用と育成が中期的な
計画として必要とされるでしよう。一方、「BtoB」のサービスは専門性が必要なケースが多いため、
実務経験も必要になってきます。そのため、「育成」というよりは、ITの経験者を採用し、
そのIT人材に不動産実務を理解してもらうほうが適しています。そうすることで、新たに業務
の効率化を生み出す可能性が出てくると思います。
●サービス提供会社の課題
最新のサービスが続々とリリース(発表)されています。IT企業のサービスや不動産会社が自ら開発した
サービスもリリースされています。ITに関わる会社は常に新しい技術に目が行きやすく、サービス化して
しまうところがあります。またその多くの会社は不動産事業に精通した人材が少なく、不動産業界独特の
商習慣等を理解していないケースもあり、そこで生じるミスマッチも多く感じられます。そのため、新し
いサービスを導入しても生かしきれず、月額費用だけ支払いをしている例をよく耳にすることがありま
す。 サービス提供会社の選定には、運用上のサポートがあるか、サービスが業務にフィットするか、業務
をサービスにフィットさせられるかを考慮することが重要だと考えられます。
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担当:下田