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- 2022/05/03
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————————–本日のコラムは「シックハウス症候群」についてです———————-
今回は不動産取引にも関わる「シックハウス症候群」の意味・対策等をご説明します。
シックハウス症候群
シックハウス症候群とは、住宅建材や家具で使用される化学物質や換気設備不足が原因のカビ、ダニの発生による空気汚染等によって引き起こされる健康障害の総称を言います。
これまで日本の住宅は風通しの良い造りの住宅でしたが、省エネルギー化に向けて高気密・高断熱化が進み、空気の循環が滞り、化学物質などによる室内の空気汚染が発生しやすくなっています。
それらの空気中の汚染物質を取り込んだ居住者に健康障害が発生しました。
（鼻水が出る・目がチカチカする、涙が出る・のどの乾燥、痛み・じんましん・頭痛・めまい・吐き気・倦怠感）
健康への影響は人ぞれぞれで、中には上記症状が進行し寝たきり状態になるケースもあります。
シックハウス症候群が一時期多く発症したため、厚生労働省が建築基準法の改正を行いました。ホルムアルデヒドなどの13種類の化学物質に対しての室内濃度指針値を定められ、シックハウス症候群の対策が強化されました。
これらは現状の科学的知見に基づき、一生涯暴露を受けたとしても健康に影響がないだろうと判断した数値となっていますが、影響の有無には個人差があるので健康を保証するものではありません。あくまでも化学物質に対しての室内濃度指針値を守ることが義務化されている訳ではない注意が必要です。
今から出来るシックハウス対策
換気をこまめにする
シックハウス症候群は室内の空気汚染が原因ですので、空気の入替えが大切です。
また、換気したり、除湿器を利用したりするなどして湿度が上がり過ぎが防止できるので、カビやダニの対策にも効果的です。換気扇の24時間運転機能や空気清浄機も有効な手段です。
観葉植物・備長炭を置く
植物・備長炭には、有害物質を吸着し空気を浄化する作用があります。また、備長炭は湿気を吸い取ることができるため、カビやダニ対策にもなります。
リフォームをする
こちらの対策はすぐには対応する事は難しいかもしれませんが、安心して暮らしていくために、リフォームをすることもシックハウス対策になります。
リフォームで24時間換気にしたり、化学物質を使わない建材を選びが有効です。
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