「テラスハウス」 とは?
- お知らせ
- 2015/06/08
テラスハウスは連棟式、つまり「長屋式の一戸建て」のことです。連棟式ではありますが、各戸に独立した庭やテラスが設けられています。各戸で敷地を専有(所有権のある)するのがテラスハウスです。
旅行などで長期間留守をする時など出がけに声をかけるケースもありますし、帰宅時には気持ちばかりのお土産をもって挨拶にいく、といったことを通して、徐々に親しくなっていきます。親しくなると、お互い立ち入り過ぎない範囲で、困ったときには相談しあい、助け合う互助的関係も芽生えてきます。
このようなコミュニティは、防犯や災害時に心強い人的インフラです。付き合いの煩わしさと暮らしの安心は裏・表で、切っても切り離せないものです。
隣の家と壁を共有するという設計が一般的なテラスハウスですから、どうしても音は伝わってきます。できれば隣家との境界に、押入れなどの収納、トイレ、浴室が配置されていれば、音が気になってしかたがない、という場面が少なくなると思います。
そして隣と壁がつながった連投式なので、自分本位での建て替えはできません。そうした不満を受けて最近では、隣の住戸との境の壁に独立性を持たせ、自由に改修ができるような構造上の工夫が見られるようになり、戸建てと同レベルの改修ができるようになっています。建て替えしやすい構造かどうかはきちんと確認しておく必要があります。